令和6年度より鹿児島県において、鹿児島県ドナー環境整備事業費補助金が新設されました。
鹿児島県内の自治体では、令和4年度より鹿児島市で、令和6年度より霧島市、日置市で骨髄等ドナーへの助成が始まっております。
(アンケート結果より:令和6年度9月より錦江町でも助成開始)
当会では、毎年10月に実施されている骨髄バンク推進月間に合わせて、今年度は鹿児島県内の骨髄等ドナー助成未実施の自治体におけるアンケートを実施いたしましたので、結果についてご報告いたします。
鹿児島県ドナー環境整備事業費補助金の新設初年度ではありますが、アンケート実施状況及び結果から骨髄等ドナー助成に関する周知だけでなく、骨髄バンクに対する認知自体も十分でないことを痛感いたしました。
当会では日頃より、骨髄移植を待つ方のために1人でも多くの骨髄ドナー登録の推進活動を行っておりますが、骨髄等ドナーはボランティアであり、提供のためにお仕事や学校を休まないといけないことは提供をためらってしまう理由にも挙げられております。
お住まいの自治体からの助成があることで、命がつながり、ドナーの勇気が報われることは、社会における大きな希望となります。
当会ではこれからも各自治体に骨髄バンクに関する周知や助成制度のお願い等推進活動に力を入れてまいりたいと存じます。
引き続き、骨髄バンクへのご理解・ご支援を頂けますようお願い申し上げます。
鹿児島県市町村向け骨髄等提供ドナー助成実施状況アンケート結果
1.アンケート対象及び回答数
対象 | 40市町村 (骨髄等ドナー助成を実施している鹿児島市、霧島市、日置市を除く) |
回答数 | 22市町村 |
2.骨髄等ドナー助成制度の検討状況
[導入が決定] 錦江町(令和6年9月開始)
3.骨髄等ドナー助成制度が検討されていない理由
阿久根市 | 他の自治体の動向を見ながら検討したい。 |
さつま町 | さつま町の現状が把握できておらず、今後導入の必要性について検討していく。 |
徳之島町 | 現時点で助成制度についての話し合いがなされていないため。 |
自治体名非公表 | 知識として持っていなかった。 ニーズが把握できていない。 |
自治体名非公表 | 現時点において問い合わせや相談、要望等がないため。 |
自治体名非公表 | 事業導入に際し必要な要綱の整備や予算の確保、事業の周知広報の方法など検討する必要があり、準備に時間を要するため |
自治体名非公表 | 人員不足 |
4.自治体で実施している骨髄バンク推進活動について
[その他の推進活動] 成人式でのリーフレット配布
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